古河市観光協会・こがナビ
古河市は「万葉集」や「吾妻鏡」に名前が出てくるなど、その歴史は古代にさかのぼります。鎌倉時代から120年余にわたる古河公方時代を経て、江戸時代には徳川譜代大名の城下町であった古河は、日光奥州街道の要地として、代々、松平・永井・土井・堀田などといった老中格の大名が城主となり栄えた町でもあります。
今もなお、公方ゆかりの寺社や江戸時代からの貴重な文化財などが市内のあちこちにあり、往時を偲ばせます。

古河歴史博物館
古河城出城跡に平成2年に開館しました。周辺の景観を生かした建物は、1992年の日本建築学会賞・1996年の公共建築賞を受賞しています。常設展示は3室よりなります。1室は古河藩家老、鷹見泉石が収集・記録・研究した貴重な蘭学資料の展示。2室では原始古代から近代にいたる古河の歴史の概観。3室では幕末から明治期にかけて活躍した小山霞外・河鍋暁斎・奥原晴湖といった古河ゆかりの文人たちの書画を紹介しています。
photo by:「かすみがうら*ネット 〔18/05〕下総武蔵の国境をめぐる」より

古河公方公園
公園内には約2000本の花桃が植えられており、毎年3月下旬から4月上旬にかけて「古河桃まつり」が開催され多くの観光客が訪れます。2003年、ユネスコとギリシャが主催する「文化景観の保護と管理に関するメリナ・メルクーリ国際賞」を日本で初めて受賞しました。

渡良瀬遊水地
渡良瀬遊水地は栃木、群馬、埼玉、茨城の4県にまたがる総面積33km2、総貯水容量約2億m3の我が国最大の遊水地です。域内には豊かな自然が残され、絶滅危惧種も数多く生息しています。遊水地内にある谷中湖ではトライアスロン、カヌーなどのスポーツイベントも盛んです。
